【感想】ジョン・ウィック チャプター2
TOHOシネマで観てきた。
期待外れだった。
一作目は犬を殺されたことに対する報復が戦いの理由だったが、
今作では主人公が約束を反故にしようとしたのが切っ掛けだ。
・殺し屋の掟に背くと同時に、かつての恩人の依頼を内容も聞かずに断った。
・そのリスクを知ってから渋々依頼を引き受け、自らの友人を殺した。
・最終的に掟に背いてホテル内で仕事をし、全殺し屋を敵に回した。
全くもって自分勝手で愚かなことだ。
取りうる行動の内、最悪の物ばかりを選んでいるのではないか。
最初から依頼を受けていれば、
家を焼かれずサンティーノとも上手くやって行けたかもしれない。
依頼を完全に断っていれば、
ジアナだけは味方になってくれたかもしれない。
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アクションも、マンネリ化してきたし、突っ込みどころも多い。
人が車に跳ねられるシーンは特に既視感が強いし、
そもそも一流の殺し屋ともあろうものが簡単に跳ねられすぎではないか。
ガン・フーも、イマイチ説得力がない。
敵一人一人と組み合って戦うから、敵の処理に時間がかかる。
劇中100人以上の相手と戦っているが、
一人と組み合っている間に別の敵に撃たれないのが不思議なくらいだ。
執拗に胸・頭の順に撃ち抜いているが、
敵の数を考えると最初から頭を撃つ方が理にかなっているように思える。
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何より最悪なのは、チャプター3を作る前提で中途半端なことろで終わっていることだ。